歌が運ぶ二人の恋

「でも、その二つの選択肢は却下だよ」

「はっ?」

「だって、よく考えたら私……」

その時、私のお腹が大きな音を立てる。

「よく考えたら、この三日間あんまりご飯口にしてない……」

私がそう言うと、正宗は笑いを堪えながら私の手首を離した。

「お前、このタイミングで腹ならすか?」

「だ、だってお腹空いてるんだもん!」

でも、やっぱりタイミングは悪かったかもしれない。

「うぅ……、恥ずかしい」

「じゃぁ、風呂入ってこいよ」

「えっ?」

「俺がご飯作っとくから、シャワーぐらい浴びろ」

「う、うん」

正宗がご飯を作ってくれる?!

「私すぐに入ってくるね!」

そう言い、私は直ぐにお風呂場に向かった。

「なんだよあいつ……」

正宗の手料理なんて初めてだから、すごい楽しみ!