歌が運ぶ二人の恋

「うん、知ってるよ」

「えっ?!」

「さっき、夢の中でお母さんと会って言われた。詳しくは話せなかったけど、私のお母さんが本当のお母さんじゃなくても、私にとっては、お母さんが今の私のお母さん」

「……。お前は強いな」

「強くないよ……」

「いや、俺より強いよ」

正宗は、再び私を抱きしめてくれる。

私は、正宗の背中に自分の手を回す。

「俺は、ずっとお前の隣にいる。これからもずっと、お前が離れていこうとしても、俺は何度でもお前を抱きとめる」

「なんか、プロポーズみたいだよ」

「そう思っとけ」

正宗は、私の唇に自分の唇を重ねた。

「じゃぁ、未来のお嫁さんは私なの?」

「そうだなぁ、まぁ涼介とかなめみたいな関係になっちまうけどさ」

「それでも私はいいよ。私は、正宗のお嫁さんになりたい」

「なんか、間近でにそう言われると照れるよ……」

正宗の顔は真っ赤になっていて、私はそれに笑ってしまう。

こんな正宗の可愛い一面を見れるなんて、思ってもみなかった。

でも、その前に思ってみなかったことは、私が正宗の未来のお嫁さんになること。

もう一つ夢ができたよお母さん、正宗のお嫁さんになるって夢が。

「愛してる、蘭」

「私も大好きだよ正宗……」

そして、私たちはまた唇を重ねる。