「今日は、たくさん食べていってね」
店長さんは、軽く手を振ると奥の方へと戻って行った。
「優しそうな人だったね」
「そうだな、とりあえず座るか」
とりあえず席につき、どのケーキを食べるか考える。
「うーん、何を食べようかな?チョコ系かいちご系か」
「おい、考えてる暇なんてないぞ、そのへんの適当に持ってけばいいだろ?」
「そ、それはそうだけど」
何も悩まずチーズケーキ類を選ぶ正宗がすごいよ。
「ねぇ、正宗ってなんでチーズケーキ好きなの?」
「うっ!」
「前から気になってたんだけどさ」
私は、お皿にショートケーキとタルトとタフィーを乗せて、正宗の正面に座った。
「別に話さくてもいいだろ?」
「だって気になるし、正宗のこといっぱい知りたいし」
「はっ?」
「あっ!」
私は、両手で口をおさえる。
やばい、思ったこと口にしちゃった。
私は、チラッと正宗の方を見るけど、正宗は頬を軽く赤くしたまま、窓の外をじっと見ていた。
「や、やっぱりいい。正宗が話したくないなら無理には
「いいよ、教えてやる」
「えっ!」
正宗は、私に向き直るとチーズケーキを口に運んで話し出す。
「俺がチーズケーキを好きなのは、姉さんが好きだったからだ」
「お姉さん?」
正宗にお姉さん居たんだ。
「それで、姉さんがたまたま俺にチーズケーキを食べさせてくれて、それで好きになった」
「へぇ、そうなんだ」
「ただ、それだけだ」
「正宗?」
その時の正宗は、どこか寂しげに見えた。
「ていうかさ……」
「えっ?」
店長さんは、軽く手を振ると奥の方へと戻って行った。
「優しそうな人だったね」
「そうだな、とりあえず座るか」
とりあえず席につき、どのケーキを食べるか考える。
「うーん、何を食べようかな?チョコ系かいちご系か」
「おい、考えてる暇なんてないぞ、そのへんの適当に持ってけばいいだろ?」
「そ、それはそうだけど」
何も悩まずチーズケーキ類を選ぶ正宗がすごいよ。
「ねぇ、正宗ってなんでチーズケーキ好きなの?」
「うっ!」
「前から気になってたんだけどさ」
私は、お皿にショートケーキとタルトとタフィーを乗せて、正宗の正面に座った。
「別に話さくてもいいだろ?」
「だって気になるし、正宗のこといっぱい知りたいし」
「はっ?」
「あっ!」
私は、両手で口をおさえる。
やばい、思ったこと口にしちゃった。
私は、チラッと正宗の方を見るけど、正宗は頬を軽く赤くしたまま、窓の外をじっと見ていた。
「や、やっぱりいい。正宗が話したくないなら無理には
「いいよ、教えてやる」
「えっ!」
正宗は、私に向き直るとチーズケーキを口に運んで話し出す。
「俺がチーズケーキを好きなのは、姉さんが好きだったからだ」
「お姉さん?」
正宗にお姉さん居たんだ。
「それで、姉さんがたまたま俺にチーズケーキを食べさせてくれて、それで好きになった」
「へぇ、そうなんだ」
「ただ、それだけだ」
「正宗?」
その時の正宗は、どこか寂しげに見えた。
「ていうかさ……」
「えっ?」



