歌が運ぶ二人の恋

女子と言う生き物のは、俺には理解できない。

簡単に触ると簡単に壊れる存在なのに……。

だから俺は、極力女子とは関わらないことにしている。

前にリーダーが『正宗、そんなんじゃ好き子の一人や二人出来ないぞ』って言われたけど、好きな奴なんて作ってどうすんだよ。

好きな奴作ったところで、何にでもなるわけねぇし。

「今日は、何食べようかな?」

そんな事を考えいたら、さっき居た店からバイトをしていた女、星美夜蘭が慌てて店から出てきた。

「何だ、あいつ?」

そして、俺と反対方向へと走って行った。

「変な女」

あの星美夜蘭って女は、俺の中でも上位の嫌いな女だ。

今日会っただけで、女の好き嫌いの順位付けんなって思うかもしんないけど、俺は嫌いな女とは関わりたくない。