歌が運ぶ二人の恋

ライブの前に、正宗の顔見たかったな。

「よし、完了」

「里音さん、凄いかっこいいです!」

「そ、そうかなぁ」

「優ちゃんもかっこいいよ!」

「あ、ありがと」

着替え終わった私たちは、部屋を移動してメイクの準備へと入る。

「ここだよね?」

「うん」

部屋に入ると、私達を四人の女の人たちが待っていた。

「いらっしゃ〜い」

「え?!」

「どうも、貴方たちのメイク担当をさせてもらうメイク四姉妹で〜す」

そのまんまじゃん。

「さぁお前たち、時間がないから早くしなよ」

「はい、お姉様」

私は、一番上のお姉さんらしき人に、メイクをしてもらうことになった。