歌が運ぶ二人の恋

奥の方へと戻った私は、店長に言われた次の料理を運んでいた。

すると、エプロンのポケットに入れていた携帯が揺れ始める。

「誰だろ?」

まだアルバイト中だし、とりあえず誰かだけ確認しとこ。

携帯を取り出すと、そこには『お兄ちゃん』と名前が出ており、通話画面へとなっていた。

「お兄ちゃん?」

これは出ないと後でやっかいなことになりそう。

「すみません店長さん、お兄ちゃんから電話が来て」

「お兄さんからかぃ?良いよ出て、急な用事かもしれないし」

「はい、ありがとうございます」

お店の女子トイレへと入った私は、お兄ちゃんからの電話に出た。