歌が運ぶ二人の恋

「蘭ちゃん、ちょっと来てくれる?」

「は、はーい」

って、何心配してるのよ私は、あんな男の子の事なんて放っとけばいいのに。

店長に呼ばれて、奥の方へと私は戻った。

「あの子、お前の事見てたけど」

「知らねぇよ、あんな奴に見られたってどうとも思わない」

「そんなんじゃ、ファンの子たちにも嫌われるぞ」

「いいよ別に、猫被って歌歌ってるより楽でいいよ」

「お前のキャラは、確か末っ子の弟って設定だったもんな」

「みんなと同い年なのに、何で俺が弟なんだよ……」

「しょうがないだろ、周りからはそう見えるんだし、それにその身長じゃな」

「し、身長のことは言うなよ!まだまだこれから伸びるんだからさ」

「伸びるといいな」

「こいつ……」