康「座りな~。」

大「はい。」

康「俺は、武田 康太。
ここの院長兼美紗の主治医をしている。」

大「瀬戸 大貴です。
美紗のクラスメートです。
実は翔月の幹部です。」

康「お!今の幹部か!!
俺も昔は幹部だったんだよ。」

大「ほんとですか!!
昔はもっと強いって有名だったので...。」

康「まぁーな...。
話は変わるが、美紗は今、姫じゃねんだよな?」

大「はい...俺達が追い出しました...。」

康「そうか...。でも、付き添ってきたってことは...。」

大「俺と静夜っていうもう一人の幹部は美紗に罪なんてないんじゃないかって思い始めたんです。
さっき美紗に話を聞きました。それが真実なのか俺にはまだ迷いがあります。
でも、信じたい。今はそう思ってます。」

康「そうか、、、。」

美紗はやっと話すことができたんだな


康「俺も信じたい。
だけどな、美紗には弱点があってな、自分が傷つくことを怖がらない。

”大切な人のためなら、自分が傷つく”っていうやつだからな。」


大「それは、もうわかってます。

美紗の考えも考慮して、

みんなといるときは、それに便乗

美紗と二人のときは美紗をいちばんに考える。


って、、、。でも、、、これもダメだと思うんです。
みんなと居れば、美紗が一人で苦しむから。」


そうだな、、、。早くこの騒ぎがなくなれば美紗はまた友達作り出せると思うが、、、


康「ひとまず、それでやってみろ!」

大「ッ!!わかりました。」

今、これしか解決策はない気がする


コンッコンッ

康「美紗か?」


美「うん。」

康「入れ。」


ガラッ

美「ただいま。あとこれレントゲン写真。」

康「はいよ。」