朔「大丈夫か?美紗の最後、そばにいてくれてありがとうな。
1人じゃなかったから、寂しくなかったってよ。

美紗から何聞いたか教えてくれるか?」



少「うん。」




みんな、少年の声に耳を傾ける


少「お姉ちゃんが、言ってた。
死んだりしたらあかんって。命、無駄するなって。
あとからくるお兄ちゃん達に助けてもらえって。なんでも話せって。

僕を助けなくても1週間後には死んでたから、最後に僕を助けれてよかった。

目の前で死みせてごめんねって。
だから、これ、あげるから、そばにいるから元気だしてって。

がんばって生きてって。」


遠「美紗らしいな。ほんまに、」

少「あと、

お兄ちゃん達に、

ありがとうってつたえてって。」


皆「ッ………」

皆泣き出した。

我慢していた、涙が、



止まらなくなった。