美「康ちゃん、お願い。


明日、買い物に付き合って?」



康「なに買うんだ?」



美「みんなへプレゼント。

あ、康ちゃんが持っててね。
でね、うちが居なくなった後、
倉庫にうちの名前で宅配に出して欲しいんだ。


天国からのプレゼントなんてね(笑)」

ギュッ


美「…康ちゃん?」



康「美紗、連れてってやるし、美紗のやりたいことやらしてやるから、最期とか言うな。
医者なのに助けてやれなくてごめんな。」


康ちゃんの肩が震えていた。