元姫と現姫~裏切り~

美紗side

チクッ

美「ッ!!!」

朔「どうかしたか?」

美「ちょっと胸が痛んだだけ。なんでもない。」

なんか、錬の悲しそうな顔を見ると胸が痛んだ


康「退院してもしばらくは車イスだからな。美紗の身の回りのことは錬に任せるから。」

美「だから、嫌だって。俺様は嫌だって言ってんじゃん。」


朔「まぁー、落ちつけって。傷に響くぞ。錬は優しいから大丈夫だ。美紗が考えてるほど俺様じゃない。」


美「じゃ、朔磨も遠矢もあたしのこと訪ねてきてくれる?」


遠「毎日は無理だけどな。」

美「絶対だよ。なら、いいよ。
大貴とか真紀とかもいるみたいだし。ね?」

康「そうなのか?」

美「え?」

大「倉庫ならいいですけど。」


輝「錬の家じゃないのか?」

真「どうすんだ?」

美「倉庫がいい。」

優「...わかりました。準備しておきます。」

美「やったぁー。」