コンッコンッ


部屋で、ぼーとしているとドアがノックされた


静「錬、いいか?」

錬「ああ。」

ガチャッ


静夜が入ってきた


静「錬、なんかあったのか?」

錬「どうしてだ?」

静「美紗が気がついたのに嬉しそうじゃない。美紗となんかあったのか?」

錬「嬉しいよ。嬉しいに決まってる。

だけど、、、俺のこと忘れてんだよ。康太さんに前もって知らされてたけど...。」

静「ッ!!...マジかよ。」


錬「多分、お前らのことはわかるってさ。」

静「錬...。」

錬「俺、つい思っちゃったよ。このまま目を覚まさなきゃよかったって。思い出してくれるまで、頑張るって、支えるって決めたのに。」

静「なんかあったら言えよ。」

錬「わかってる。」

静夜は部屋を出ていった


俺は自分への嫌悪感と、美紗への怒りやら複雑な感情が混ざりあって涙した


静かに頬を伝った


冷たい滴