康「あれは嘘をついているようには見えなかった。錬の他はみんな覚えてたんだ。

一応、検査するがさっきもいったように、錬の記憶だけ忘れてる可能性がある。」


錬「まさか、、、。」


康「事実だ...。いつかは思い出すだろ。でも、それまで辛いぞ。
錬、美紗のこと諦めるなら今だ。どうする。」


錬「まだ、償いもできてないです。でも償いで付き合うとかは絶対しないです。

俺、美紗に裏切られたとき...いまは違う。
美紗を追い出したとき、裏切られた自分に酔ってたんですね。信じて待っていたのは美紗の方なのに、、、。ずっと被害者ぶって、、、。

みんなは気づいて美紗を支えようとしたのに、俺だけ八つ当たりのように春奈を姫にして、いじめて、、、。


美紗が撃たれたとき、動けなかった自分が情けなかった。俺がもっと早く気づいてればって、、、。」


康「わかってる。、、、美紗な、錬がまた過去に飲み込まれそうになってたの気づいたんだよ。いちばんに。

そして、俺達に知らせた。錬ばっか思ってたんだな。」

錬「俺、諦めないです。美紗が思い出してくれなくても新しくやっていきます。始めからのやり直しですけど。」


康「おぅ。がんばれ。
俺達も出来るだけ支える。」




よかった。


錬が諦めるならしょうがないと思っていたが、、、




康太end