俺は、錬を病室から連れ出した


そして、広場へ行く


目の前で自分を裏切ったやつから恨まれるはずだったやつに守られたんだ


自分を責めるしかないな


朔磨から聞いたが、美紗は土壇場で告白したみたいだしな


俺らは噴水の見える木陰のベンチにすわった


康「錬?まだ、遠矢等には話してないんだけどな。」


~俺が、手術し終わったあと、すぐに美紗が目を覚ました

美「ッ!!!!!!」

康「美紗!!!」

美「康ちゃん?なんであたしがこんなとこに?あとこの怪我なに?」

康「美紗?美紗は撃たれたんだよ。錬を守ろうとして。」


美「ふーん。」

康「覚えてないのか?」

美「記憶にない。あと錬って誰?あたしの知り合いだっけ?」

康「は?錬のこと覚えてねーのか?お前、好きだっただろ?」

美「なに、言ってんの?あたしに好きな人なんていないよ」