30分も親を待たせるわけには行かなくて。

すると、「あー....うん、じゃね。」と言われて...。

なんだか冷たいなと思いつつも林原くんは今から部活なわけで、「ぶ、部活頑張ってね」と、精一杯応援してみる。

「うん」と短く返事されて、この頃から気持ちは盛り上がるどころか冷めてくばかりで。

まぁもともと、そこまで好きじゃなかったから盛り上がるわけもないんだけれど笑

そして、6月が終わるころ、教育実習生の井原直樹先生が帰る日になり、私達2年A組全員に手紙を書いてきてて。

まぁそこまで接点もなかった私だったけど、手紙をくれて。

中には泣き出す子もいたくらいで...。男の先生でそれなりに人気もあったから当たり前かもしれない。