だいだい国語の居残りはC組だったから、漢字プリントを溜め込んで、わざと居残りをしたことなんてザラにあった。

会えないなら会うための口実を作ればいい。会えないのは辛すぎるから.....。

.....そこまでして会いたかったのは奏人だったから。

今までなら会えなかったら終わりだと思って諦めてたけど、今回だけは何故か違った。

さみしさに負けることなくあらがった。

それだけ、奏人のことが好きだったんだと思う 。

そして、そんな3学期が始まって数日経ったある日、学活の時間、五時間目あたりに3学期のクラス委員を決めることになった。