中学校生活も残り2ヶ月となった。

周りは必死で勉強しているふうには見えなかったけど、きっと家では頑張っているに違いなかった。

みんなが頭良くなっていく中で私は焦っていた。そう、辻沢高校に受からなければいけない。

そんな中でも気になるのは奏人の事だったりして。

受験期真っ只中にもなると放課後、図書室で迎えを待つ人はたくさんいて、奏人ももちろんいて、でも女の子と話してて。

奏人の女友達はみんなジャンルは違えど美人で、だからこそヤキモチ妬いて。

奏人の女友達でも一部の子は、私と奏人がまだ付き合ってる事を知ってたと思う。