いまさら後悔したって遅いことは分かってた。奏人の事が本当に好きなのに、何もできない無力な自分。

そんな中で迎えたのはダンス発表会当日で。

緊張でグッダグダな自分達のダンスをした後に小雪ちゃん達のダンスを見なきゃいけないわけで。きっと死人のような目をしていたに違いない。

悲しくて、苦しくて、辛くて....。最後に思ったのは''情けない''だった。

気づいた時には、泣いてしまってた。涙は止まらなくて....。

半月放置されて、ヤキモチ妬いて、もう多分限界だったと思う。

そんなこんなで波乱含みだった12月も後半、冬休み初補習となって、受験生という現実が突き刺さる。