「頑張りな」
「うん!行ってきます!」
緊張するなぁ。
何に緊張しているのかと言うと、明日は私の誕生日。
だから、陸人くんを誘いにいこうとしてる。
けど、彼のまわりには女の子がたくさんいる。
だから、行こうとしても
「陸ぅー」
.....女の子たちの壁にせばまれて行けないのだ、、、
しかし!!
今行かなかったら後がない!
いざ、出陣!!!!!
「あ、あの!」
言えた!言えたよ!
「あん?」
女子たちが振り向くなか、陸人くんは無表情でそう言う。
女子の迫力と陸人くんの無表情さに少したじろく。
少し俯きながら
「あ、明日一緒に遊べないかな.....?」
「はあ?俺が、お前と?」
あ、だめだ
相手にもしてもらえないや
諦めたとき
「別にいいけど」
え?
ええ?
ほんと?
「ほんと?」
「だからそういってんだろ?」
陸人くんの顔が見れない。
どうしよ、すんごく嬉しい。
もうこのまま飛び上がって、雲の上までいって走り回れそうな気がした。
まぁ、んなことできるわけないけど。
「ありがとう!!」