数秒後、


「ごちそうさま。」


萌音から離れて、そう言ったら


「何てことするんですか……。」


って、顔を真っ赤にして涙目で訴えられた。

………その顔はやべえだろ…。


速まる鼓動を隠すように、


「覚悟しとけって言っただろ?」


俺は口角を上げてそう言った。