犬系男子を被った王子様



「まぁ、そうね…でも後悔してないわ…けれど別れてからが大変でねぇ…」



その言葉に私はあぁ…と、頷く。



「そうだね…」


「全くよ…」



ちょうどその時チャイムがなった。




「いいタイミングね♪それじゃ席に戻るね♪」


「うん、ハンカチ洗って返すね!」



その言葉に香はふふっと微笑んだ。



「私、決めた…」


私は紙を取りだしシャーペンで学級委員にしたい人男女一人ずつ名前を書いた。