大切なもの


「あはは。元気いいよね!」


真田くんと、何を話すでもなくむごんのまま歩く。



「真田くんって、彼女いたんだ」


ボソッと呟く


「は?」


「え?」


驚いた顔でこちらを見てくる


なのであたしも驚いて顔をあげる


「俺、彼女なんていねーよ」


「……ん??」


?マークを頭いっぱいに浮かべる

「だって蒼志君が……」


「あぁ、美波のことか」


その名前を聞くとなぜか胸がチクリとなる