大切なもの





「ねぇ、この前体育館で何話してたの?」




爽子はパッと顔を離し聞く




「……いや」



「……あたしには言えない?」




いや…




言えないわけじゃないんだけど




「あたし、転校するの」



「……え」
「…は?」



創と爽子の声が重なる




「い、いつ?」



震えた声で聞く




「3日後」



「……なんで?なんでもっと早く言ってくれなかったの!?」




「…いや、あたし達ギクシャクしてたし」



あたしは頬をかきながら言う