遺言書 三神王政



99代も続いた我が三神家。
これからの発展を願う。

今から書くのは、真実だ。
勝手に書き変えることなど許さない。



わし、99代目三神王政こと
三神統頭(とうず)は、
100代目三神王政を決めぬまま
この世を去ることとなった。

そのため、
ここに書き残しておく。




100代目三神王政は、
我が息子・遠矢を指名する。




遠矢はわしの義理の息子でありながら、
素行に問題はなく、剣の腕も抜群だ。
その上皆をまとめる力がある。

記念すべき100代目に
持って来いの人材だと思う。




尚、王司は、
遠矢の家老とし、
いつものように、
遠矢を支えてほしい。



三神家の
更なる発展を願って。




99代目三神王政
    三神統頭