今日は・・・





学校行かなくてもいい・・・かな






そんな結論に達し、学校を後にしようとする私に優しく声が掛けられた







「結愛ちゃん・・・?!」







「・・・・・・夏音ちゃん」







振り返るとそこにはジャージ姿の夏音ちゃんが不安そうな顔をして立っていた








「よ、よかったぁぁ!結愛ちゃんだぁ!LINE返ってこないし、具合悪いのかと心配してたんだっ」






夏音ちゃんは本当に優しくていい子だっ






身体の事まで心配してくれてたなんて・・・






「あ、うん。返せなくてごめんね?大丈夫!この通り元気です!」







「結愛ちゃん、今日なんで遅刻しちゃったの・・・?珍しいよねっ」






「ちょっと色々あって・・・学校来づらくってさぁ」






誤魔化すようにヘラヘラ笑うあたしだけど、夏音ちゃんには全然通じないみたいで






「結愛ちゃんと少しお話ししたいなぁ、私」





本当の笑顔で私に言う夏音ちゃんは圧巻だ





とりあえず、夏音ちゃんについて行き学校敷地内に足を入れる





夏音ちゃんが私を連れてきたのは体育館裏