神田くんは一瞬驚いた表情をしてから口を紡ぎ黙り込むが、途端何かを口にしようとした




こわいっ




神田くんの一言でこの恋が終わってしまうかもしれないっ




怖いょ・・・




でも・・・気になるっ、




うぅっ





「ーーおッ「雪翔ー!!」




?!!!




神田くんの声を遮るように麗菜さんの声が海辺に響いた




「麗菜・・・」





「目が覚めたら2人共いないからビックリしちゃったよー?」



このタイミングで麗菜さん?!




嘘でしょ?!!




折角のラストチャンスが・・・





「部屋に戻ろう?」





そんな麗菜さんの声に同意する神田くん




うっそ・・・




告白の返事は?




わたしっ頑張ったのに





・・・これって・・・





・・・神田くんの答えいい答えじゃないってこと・・・?




だってそうだよね?




もしも、神田くんも同じ気持ちなら、麗菜さんのこと気にせずにでも伝えたいってなるはずだよね?




そっか、私の恋・・・




コレで終わりなのかも・・・





あぁ、なんて・・・



呆気ない・・・