どれくらいの時間がたっただろう。 日が上り、そして傾いていくのを見ながら思う。 いつになったら、迎えに来てくれるの? ぼんやりする視界には何も映らない。 なにも、うつらないんだ。 この世界は、真っ暗だ。 どこを見ても、真っ暗な暗闇。 手を伸ばしても、誰も気づいてはくれない。 誰も。 「見つけた」