「ふっ。よく出来たな。」

「んー。」


湊に抱きつく力を強くする。


「そういう事だ。

未衣は見ての通り男が苦手だ。

それでもお前らと仲良くしたいと思っている。

お前らはどうだ?」


湊が下のみんなに問う。


「未衣さんよろしくお願いします!」


赤髪くんを最初に、他の子達も

「よろしくお願いします」と続いてく。


湊の後ろから少し顔を覗かせると

みんなどこか嬉しそうな顔をしていた。


それだけであたしも嬉しくなる。


「良かったな未衣!」


「うん!」

こーちゃんも嬉しそう。

みんな嬉しそうだ。