眠り姫と総長様


生徒でも先生でもない。

……部外者。

その言葉以外思いつかないなー。


ここは、龍神は湊達の居場所であって

あたしが居ていいような場所じゃないんだ。


台の階段の横でカラフルな男の子達を見ながら思うの…。


みんな汚れを知らない…綺麗だなって。

あたしには眩しいくらい。


だってあたしは………



ケガレテイルカラ。


「未衣?」


「どうしたの?湊。」


いけない。みんなの前だった。


「こっちに来い。」


命令口調だけど、優しい顔をした湊。


あたしは、みんなのそばに居てもいいの?


「はーい」


台を登ってこーちゃんの後ろに隠れる。