眠り姫と総長様


二階に上がって少し奥にある部屋に湊が入っていく。

とりあえず湊に着いて部屋に入る。


「やっときたー!遅いよ二人とも。」


「お前らが置いて行くからだろ。」


部屋には、こーちゃん達がいた。

あたしと湊の事を待っていたらしくて、

待ちくたびれた、って言ってた。


「未衣、大丈夫だった!?」


こーちゃんが心配して聞いてくる。

「大丈夫だったよー」

過保護だなぁー。こーちゃんもゆーちゃんも。


「よかったー。」

誰が見ても分かるくらいホッとしているこーちゃん。


心配してくれてありがとう。