「未衣、学校着いたよ。」


車を運転していたゆーちゃんが私に声をかける。


「はーい」


ゆーちゃんって言うのは、私の通っている青華高校の先生。

私の恩人で、今はゆーちゃんの家族と一緒に住んでるの。

登下校はゆーちゃんの車。



姫野 未衣-himeno mi-

これが私の名前。

青華高校に通う一年生。