眠り姫と総長様


そんなことを考えてる内に学校に着いた。


あいつらは屋上だよな。

屋上に行くと、案の定あいつらは居た。


「あっ、悠さん」


海が一番早く気づいた。


「兄貴、未衣は?」


「ちゃんと送ったよ。早く帰ってくるから母さんのテンションが高かったよ」


未衣が大好きな母さんはすごい喜んでた。


「えっ!?一緒に住んでるの!?」


陸は勘が良いな。


「そうだけど」


「なんで一緒に住んでるんだ?」


俺ではなく航輝を睨む湊。

航輝は苦笑してるし。


完全に未衣に惚れたらしい。


「うーん、かくかくしかじかって事で」


「わかんねーよ」


「とりあえず一緒に住んでるよー」


黙秘する航輝。


こればかりは言っても信じて貰えなさそうだしなー。


説明すんのもダルいし。