「そういう事だ。
未衣に関わるな。忘れろ。
じゃーな。」
そう言って屋上を出てった悠さん。
「航輝。」
「なにー?」
「未衣はお前の彼女なのか?」
「はっ?」
だって、悠さんは妹みたいな存在って言うなら
航輝の彼女しかねーだろ。
そう思うとなんかイライラする。
心が黒い何かを渦巻いている。
「あははははー!
未衣は俺にとっても妹みたいな存在だよ
いやー、湊にも遂に春が来たんだね。」
「春?」
「今の湊の顔ね、嫉妬した男の顔だよ」
よかったよかったと言ってる航輝。
俺は屋上で出逢った瞬間、未衣に一目惚れしたみたいだ。