眠り姫と総長様


その日はたっちゃんのベッドで寝た。


次の日の朝。

たっちゃんと一緒にリビングに行くと、
知らない男の子がいた。


「親父……そいつ誰?」


突然知らない人が自分の家に居たら、
気分も悪くなるのは当たり前か。


「今日から俺たちの家族だぞー!」


「はっ?なんで?」


驚く男の子は、あたしに敵意を向ける。


「悠が連れてきた。」

「そ。お前名前は?」


なんとなく、さっきより柔らかくなった男の子。


「………未衣。」


「俺は航輝。よろしくな未衣!」


「…………」


頷くとあたしの頭を撫でる航輝くん。


「あたしに触るな。」


頭に乗った手を振り払って、たっちゃんの後ろに隠れる。


「……猫みてぇ。」


意味わかんない。


「航輝、学校遅刻するぞ!」

「げっ、やべぇ。いってきまーす!」


カバンを持って、慌ただしく家を出た航輝くん。