眠り姫と総長様


毎日友達と喋ったり、くだらないことをで笑ったり、遊んだり

そんな普通の日常に憧れていたあたしには、今の生活が充分過ぎるほど幸せだった。

これで終わりか……。

そう思うと寂しくなる。


「ねぇ!みんなで写真撮らない?」


だからみんなの顔がいつでも見れるように写真が欲しかった。


あたしがここに居たって証拠が欲しかった……


「お!良いねー」

「下でみんなで撮ろうか」


部屋を出てこーちゃんがみんなに集合をかける。


「おーい!お前ら集まれー!
集合写真撮るぞ!」


「いいっすね!」


10分くらいで全員集まった。


「立ち位置どーするー?」


カメラをセットするりっくん。


「湊と未衣ちゃんが真ん中で、それを囲むように俺たちが並べば良いんじゃない?」

「海ナイス」

「てことだ。お前ら並べー!」