眠り姫と総長様


ー湊sideー


未衣のお披露目をしに来たはずが、なぜか未衣と初代……親父達は知り合いだった。

「俺の心友の子供。」
随分と仲の良い雰囲気に、頭が着いて行かなかった。


初代方の未衣を見る目は、愛おしそうで
、未衣を大切にしているのが一目で分かる。

「意味わかんねぇ。」


だけど、未衣が何かを俺らに隠しているのは確かで……
それを初代方は知っているのも確かな事

俺たちには話してくれねぇのかよ……


「お前たち、少し席を外せ。」


親父の一言で、イヤイヤながらも席を外す。

「未衣、デカくなってたなー」

「だろ!俺が未衣を育てて来たんだからな!」

大広間で完全に出来上がってる竜さんと洋さん。


「なに話してるんだろう」

「さぁな」