さっきの男とは仲間で最初から罠だったのではなか。由乃の背筋が凍りついていく。 逃げなきゃ、でも!!!!どうしよう、腰が抜けて逃げれない!! 「チィ、ヨコセェ!!」 襲い掛かってくる化け物2に、成すすべもなく、目を硬くつぶる事しか出来なかった。 あぁ……なんて最悪な人生の終り方なんだろう……。夢でした、何てことないよね……。 親や友達との思い出が、鮮明に現れては消える。 ごめんなさい、お母さんお父さん……。