雪菜の家までは ほぼ無心状態だった キスの言い訳も 何もかも考えなかった ただ雪菜に会いたかった 会って、笑顔を見たいと思った 電車の中で、携帯を開く。 すると、雪菜からメールが来ていた。 “先輩、今日はありがとうございました 羽鳥が怒ってしまい、すみません またいつか遊びましょうね。” とかかれていた。 (……) 俺とのキスの事は、何もかかれていない ――――無かったことにされているのか 雪菜は優しいから、 きっと何もないふりをするだろう 馨は、電車を降りた。