そして、
馨とファスト・マウンテン・コースターに乗ったり、
ショーや、おみやげ物売り場を見てぶらぶらしてかれこれ3時間ほどたった。
話しながら笑っている馨を見て、ふと思った。
(馨先輩とこうやって二人で遊ぶのって、いつ以来だろうかなあ)
―――――いつも、トリと三人だったからなあ。
「雪菜ちゃん、どうしたの?」
(あ、いけない…今日は先輩と二人で来てるのに、トリがいないことに少し違和感を覚えているなんて知ったら、失礼だよね…)
雪菜は買ってだかえていたクマのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめ、顔を少し隠す。
「い、いやぁ、ちょっとお腹すいちゃって?」
とっさに思いついたことを口に出した。
(まあ、理由としておかしくはないよね、もう一時過ぎた頃だし)
雪菜の主張を聞いたあと、少し馨は目を見張ったあと、微笑んだ。
「何だ、そうなら言ってくれたらよかったのに。じゃあ、言ってたラッフィのレストランに行こうか。」
ジェットコースターの待ち時間中に決めたネズミーランドの人気キャラクターをモチーフにしたレストランへ行こうといっていたので、目指す。
雪菜は元来、ネズミーランドでこのラッフィというくまのキャラクターが大好きだ。
(昨日からじつはホームページでこのラッフィのレストラン、行きたいと思ってたんだよね…!!)
「はい!いきましょう!!」
浮き足立つ自分を雪菜はどこか感じていた。

