馨が廊下を歩いていると、誰かがこちらへ走ってくる。最初は遠くて見えなかったが、人気がないせいで、だんだん近づいて来ると、息汗きっているその人物が誰か分かった。


(羽鳥ー……)




そこには、羽鳥がいた。












――――act,2馨視点【終】