羽鳥の声が、教室中に響き渡った。
教室がしんと静まり返る。
そして、数秒後
「「「「「ええええええええええ!?!?!?!?!?!?!?」」」」」
クラス中の人が何らか声を上げた。
中には、きゃーと言い、羽鳥の告白にときめいてる人もいれば、
苦そうな顔をして、呆然としている人もいる。
そんな中、またも、波乱の要素が。
「俺のこと、忘れてもらっちゃ困るよ?羽鳥」
「馨……」
教室のドアのところには、
馨がいた。
クラス中の女子はキャー♡という嬉しそうな声を上げ、馨の方を女子全員が熱視線とともに見つめている。
こういう時に雪菜は馨の人気を思い知らされる。
普段幼なじみとして遊びに行ったりしていたら、特に他人から馨へのまなざしのようなものはなかなか感じないが、
この女子たちの反応をみると、薫先輩の代名詞、フェロモン王子の名はダテじゃないんだと感じる。
(あたしは、こんなカッコいい人から告白されたのよね……)
「馨先輩…!」

