「入っていいのかな・・・?」 一人ごとを言いながら、翔君の部屋の前に立った。 あたしは、さっきお風呂をあがり、髪乾かして、翔君との約束を守りに来た。 部屋の前でどうしようもなくおろおろしていると、部屋のドアが開いた。 「愛結、何やってんの?入れよ」 翔君はフッと笑い、ドアをおさえて手招きした。 「失礼します・・・?」 小声で翔君に言って、部屋に入った。