「この本、家にあるんだよなー」 「えー!?いいなぁ。どんだけ探しても、見つからなかったのに・・・」 お昼ごはんを食べ終わり、午後の時間。 あたしは引き続き、真君と本の話をしている。 「そんなにこの本ほしい?」 「うんっ!!本当、羨ましい~!」 「ははっ、じゃあ、ここを出ていつか会えたらプレゼントするよ」 真君のこの言葉に、家での生活を思い出した。