「じゃあ、最後に姫乃ちゃん挨拶してくれる?」 河野さんは若干かがみながら、姫ちゃんに話しかけた。 姫ちゃんはあたしと最初であった時と同じように、こっくり頷いた。 「小学1年生の、三浦 姫乃(ミウラ ヒメノ)です。よろしくおねがいします・・・」 緊張しているのか、さっきよりもか細い声で話した姫ちゃん。 「じゃあ、皆姫乃ちゃんのことは頼んだわよ!」 河野さんはいつものように、急いでどこかへ行ってしまった。