そして日曜の早朝――。


「美夜ちゃーん」


何の前触れもなく部屋に顔を覗かせた俊先輩の声に寄生のような声を上げたのは、私ではなく茗だった。



「せ、先輩っ!!どうしたんすか!?こんな朝っぱらから」

「ちょっとばかり、美夜ちゃんに用があってさ」

「美夜に?アイツならまだ寝てますよ。ってか、無断で部屋覗くなんていくら先輩でも困るんで出てってくださいっ!」

「別にそう怒る事じゃねえだろ。それより美夜ちゃんは…っと」

「あ――っ!!!ダメダメダメダメ!美夜の奴、スッゲー寝起き悪ぃし、今は」

「そんな事、気にしねえよ」

「そうじゃなくて―――!!」