「ねえ、茗。叔父さんと叔母さんが留守の間は家に居てくれるでしょ?」


「ああ、別にこれと言った用もねえしな」



最初、寮で茗と二人きりになった時は、何となく意識した事もあったけど、今では同じ部屋の中で過ごす事だって慣れたしね。



「叔父さん、叔母さん。安心して行って来て下さい。何かあっても、茗が守ってくれますよ」

「あのなー、言っとくけど、俺はお前と違ってか弱いの。自分の身は自分で守れよ」

「もう、またそんな事言ってぇ」


茗の肩をポンッと叩いた私は、口の中で溶けていく甘いストロベリーアイスを味わいながら、クスクス笑った。