あたしの頬にキスをしながら、輝飛は言う。 「これで望愛は俺のだね。 もう誰にも…譲ラナイ」 「あたしも。 輝飛を誰にも…渡サナイ」 「俺ら、本当に一緒だね」 「うん。 ずっとずっと、一緒だよ」 あたしたちの、 黒くて、 歪んで、 狂って、 壊れて、 真っ直ぐな、 純粋な愛は、 誰にも、 邪魔サセナイ…。