一時間がたった。 遊美の人形は、まだ微動だにせずに、腕の中の周一郎の死体を見つめ続けていた。周一郎の顔についた絵の具は、乾燥して固くなっていた。部屋中にこびりついていた絵の具も、ほとんど乾いて固まっている。 遊美の人形は、少しも動かなかった。