雲とアイツの背中



「1年ですか…」



とりあえず1年か。





後1年でお兄ちゃんに会えるかな。




「碧海ちゃん。変なこと考えないで。お兄さんはまだあちらに行くことを望んでいないよ」




"まだ望んでいない”か。





「そうですね。お兄ちゃんはそうゆうのが嫌いな人でしたから。大丈夫ですよ。考えてません」




「ならいいけど。とりあえず、2週間に1回検診にきてね」




「わかりました。ありがとうございます」





私はお礼を言って出た。





谷山先生が心配そうに見えているのに気づかぬフリをして…。