智が何度も豹也に殴られて、這いつくばってんの見てるのに。 俺は何も出来ないっていうのか? そんなの俺は嫌だっ…。 気づいたら、俺は智を庇っていた。 「直樹っ…!」 地面に俺は力なく横たわった。 吹っ飛ばされたときに打ち所が悪かったのか、くらりと眩暈がする。 何て俺はよぇーんだよ…。 「直樹…しっかりしろよ? なぁ…」 「お前は昔…俺を庇ったよな?」 ふと思い出して呟くと、智の瞳から涙が溢れた。 「庇ったよ…、ダチだからだろ?」